一定量のヒドロキシプロピルメチルセルロースエーテルは、モルタル内の水分を十分な時間保持し、セメントの継続的な水和を促進し、モルタルと基材間の接着性を向上させます。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースエーテルの粒子径と混合時間が保水率に与える影響
モルタルの保水性は溶解時間によって大きく左右されます。セルロースが細かいほど溶解が速く、保水性も高くなります。機械化施工では時間的制約があるため、セルロースはより細かな粉末を選択する必要があります。手塗りの場合は、細かな粉末で十分です。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースエーテルのエーテル化度と温度が保水性に与える影響
ヒドロキシプロピルメチルセルロースの水への溶解度と温度は、エーテル化度に依存します。外気温が上昇すると保水性は低下し、エーテル化度が高いほどセルロースエーテルの保水性は向上します。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースエーテルがモルタルの稠度と滑り抵抗に与える影響
モルタルの粘稠度と滑り止め性は、厚層施工とタイル接着剤の両方にとって適切な粘稠度と滑り止め性を必要とするため、非常に重要な指標です。
JG/J70-2009規格に準拠した稠度試験方法
粘稠性と滑り止め効果は、主にヒドロキシプロピルメチルセルロースの粘度と粒子径によって実現されます。粘度と含有量の増加に伴い、モルタルの粘稠性は向上します。粒子径が細かいほど、練りたてのモルタルの初期粘稠性は高くなります。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースのモルタルの空気連行への影響
モルタルにヒドロキシプロピルメチルセルロースを添加することで、練りたてのモルタルに一定量の均一で微細な安定した気泡が導入されます。この気泡効果により、モルタルの施工性が向上し、モルタルの収縮とねじれが低減されます。ひび割れが発生しにくく、モルタルの生産性が向上します。セルロースには空気連行作用があります。セルロースを添加する際は、添加量、粘度(粘度が高すぎると作業性に影響します)、空気連行性を考慮してください。モルタルの種類に応じてセルロースを選択してください。
投稿日時: 2023年3月29日