湿式混合石材モルタルの粘稠度をどのように判定しますか?
湿式混合モルタルの稠度は、通常、フロー試験またはスランプ試験によって判定されます。フロー試験は、モルタルの流動性または作業性を測定する試験です。試験の実施方法は以下の通りです。
必要な機器:
- フローコーンまたはスランプコーン
- タンピングロッド
- メジャーテープ
- ストップウォッチ
- モルタルサンプル
手順:
フローテスト:
- 準備:フローコーンが清潔で、障害物がないことを確認してください。平らで水平な面に置いてください。
- サンプルの準備: 希望する混合比率と粘稠度の要件に従って、湿式混合モルタルの新しいサンプルを準備します。
- コーンの充填:フローコーンにモルタルサンプルを3層に分けて充填します。各層はコーンの高さの約3分の1になります。各層をタンピングロッドで締め固め、隙間をなくし、均一に充填します。
- 余分なモルタルの除去: コーンを充填した後、定規またはこてを使用してコーンの上部から余分なモルタルを除去します。
- コーンの持ち上げ: フロー コーンを慎重に垂直に持ち上げ、横方向の動きがないことを確認し、コーンからのモルタルの流れを観察します。
- 測定:巻尺を用いて、コーンの底から塗布直径までのモルタルの流動距離を測定します。この値を流動直径として記録します。
スランプテスト:
- 準備:スランプコーンがきれいで、ゴミなどがないことを確認してください。平らで水平な場所に置きます。
- サンプルの準備: 希望する混合比率と粘稠度の要件に従って、湿式混合モルタルの新しいサンプルを準備します。
- コーンの充填:スランプコーンにモルタルサンプルを3層に分けて充填します。各層はコーンの高さの約3分の1になります。各層をタンピングロッドで締め固め、隙間をなくし、均一に充填します。
- 余分なモルタルの除去: コーンを充填した後、定規またはこてを使用してコーンの上部から余分なモルタルを除去します。
- 沈下測定: スランプ コーンを垂直に、滑らかで安定した動きで慎重に持ち上げ、モルタルが沈下またはスランプするようにします。
- 測定:モルタルコーンの初期高さとスランプ後のモルタルの高さの差を測定します。この値をスランプとして記録します。
解釈:
- フローテスト: フロー直径が大きいほどモルタルの流動性または作業性が高く、フロー直径が小さいほど流動性が低いことを示します。
- スランプ試験: スランプ値が大きいほどモルタルの作業性または粘稠度が高く、スランプ値が小さいほど作業性が低いことを示します。
注記:
- 石材用モルタルの望ましい粘稠度は、石材の種類、施工方法、環境条件など、用途の具体的な要件によって異なります。適切な粘稠度を得るには、配合比率と水分量を調整してください。
投稿日時: 2024年2月11日