パテパウダーは建築装飾材の一種で、主成分はタルクパウダーと接着剤です。購入したばかりの空き部屋の表面に白い層ができているのがパテです。通常、パテの白度は90度以上、粒度は330度以上です。
パテは壁の補修に使用される下地材の一種で、次の装飾工程(塗装や壁紙)の下地として役立ちます。パテは内壁パテと外壁パテの2種類に分けられます。外壁パテは耐風性、耐日光性に優れ、ゲル化、強度、環境指数に優れています。内壁パテは総合指数が高く、衛生的で環境に優しいので、内壁は外用、外壁は内用ではありません。パテは通常、石膏やセメントをベースとしているため、粗い表面でもしっかりと接着しやすくなります。ただし、施工時には、下地を密閉し、壁の接着力を高めるために、下地に界面剤を塗布する必要があります。そうすることで、パテを下地にしっかりと接着することができます。
パテパウダーを使用する多くのユーザーは、パテパウダーの脱粉が非常に深刻な問題であることを認めざるを得ません。脱粉するとラテックス塗料が剥がれ落ちるだけでなく、パテ層の膨れやひび割れが発生し、ラテックス塗料の仕上がりにひび割れが生じます。
パテ粉の脱粉と白化は、現在、パテ施工後に最もよく見られる問題です。パテ粉の脱粉の原因を理解するには、まずパテ粉の基本的な原料成分と硬化原理を理解し、パテ施工時の壁面の乾燥、吸水性、温度、天候の乾燥などを考慮する必要があります。
パテ粉が剥がれ落ちる8つの主な原因。
理由1
パテの接着強度が不十分で粉落ちが発生し、メーカーは盲目的にコストを削減しています。ゴム粉の接着強度が弱く、特に内壁用パテの場合、添加量が少なく、接着剤の品質が添加量に大きく関係しています。
理由2
パテの配合においては、無理な設計配合、材料選択、構造上の問題が非常に重要です。例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)は、内壁用の非防水パテとして使用されています。HPMCは非常に高価ですが、ダブルフライパウダー、タルクパウダー、ウォラストナイトパウダーなどの充填剤には機能しません。HPMCのみを使用すると、層間剥離が発生します。ただし、価格の安いCMCとCMSは粉体除去はしませんが、CMCとCMSは灰色カルシウムパウダーと白セメントと反応して層間剥離を引き起こすため、防水パテとして使用できず、外壁パテとしても使用できません。また、石灰カルシウムパウダーと白セメントに防水コーティングとして添加されるポリアクリルアミドもあり、これも化学反応を引き起こして粉体除去を引き起こします。
理由3
内外壁のパテの粉落ちの主な原因は、混合ムラです。国内の一部メーカーは、簡易で多様な設備を用いてパテ粉を製造していますが、それらは特殊な混合設備ではなく、混合ムラがパテ粉落ちの原因となっています。
理由4
製造工程のミスでパテが粉状になることがあります。ミキサーに洗浄機能がなく、残留物が多いと、通常のパテに含まれるCMCが防水パテに含まれる灰カルシウム粉末と反応し、内壁パテと外壁パテの白セメントに含まれるCMCとCMSが反応して粉状化を引き起こします。一部の会社の専用設備には洗浄ポートが装備されており、機械内の残留物を洗浄できます。パテの品質を保証するだけでなく、1台の機械で複数の用途に使用でき、1台の設備で様々なパテを生産できます。
理由5
充填剤の品質の違いも粉落ちの原因となりやすい。内壁パテと外壁パテには多くの充填剤が使用されているが、重カルシウム粉とタルク粉のCa2CO3含有量は地域によって異なり、pHの違いも重慶と成都のようにパテの粉落ちの原因となる。内壁パテの粉には同じゴム粉が使用されているが、タルク粉と重カルシウム粉は異なる。重慶では粉落ちしないが、成都では粉落ちしない。
理由6
内外壁のパテの粉落ちは、天候の影響も一因となります。例えば、北部の乾燥地帯では、乾燥した気候で風通しが良く、雨天や長期にわたる湿気によりパテの塗膜形成能が悪く、粉落ちも起こりやすいため、カルシウム粉入りの防水パテが適している地域もあります。
理由7
灰色カルシウム粉や白セメントなどの無機バインダーは不純で、多量の二酸化ケイ素(ダブルフライパウダー)を含んでいます。市販のいわゆる多機能灰色カルシウム粉や多機能白セメントは、これらの不純な無機バインダーを大量に使用しているため、不純であり、内外壁の防水パテは必ず粉が出ず、防水性は損なわれます。
理由8
夏場は、外壁パテの保水性が不十分になり、特に高層階の出入り口や窓など、温度が高く風通しの良い場所では、保水性が不足しがちです。灰カルシウム粉やセメントの初期硬化時間が不十分だと水分が失われ、メンテナンスが不十分だと粉化がひどくなります。
投稿日時: 2023年6月2日