RDP(再分散性ポリマーパウダー)は、建設資材、特にモルタル、接着剤、タイルグラウトなどのセメント系製品に広く使用される粉末添加剤です。ポリマー樹脂(通常は酢酸ビニルとエチレンをベースとしています)と様々な添加剤で構成されています。
RDP パウダーは主に以下の目的で使用されます。
柔軟性と耐久性の向上:RDPをセメント系材料に添加すると、柔軟性、弾力性、ひび割れ抵抗性が向上します。これは、タイル接着剤や外装左官など、材料が動きや振動にさらされる用途において特に重要です。
接着性の向上:RDPは、セメント系材料とコンクリート、木材、タイル、断熱ボードなどの下地との接着強度を高めます。接着性を高め、剥離や剥離のリスクを低減します。
保水性:RDPはセメント混合物中の水分を保持し、セメントの適切な水和を促進し、材料の作業性を長持ちさせます。これは、作業時間の延長や優れた切削性が求められる用途に有益です。
作業性の向上:RDPはセメント系材料の流動性と展延性を向上させ、混合、取り扱い、塗布を容易にします。モルタルの作業性を向上させ、施工時の作業量を削減します。
凝結時間への影響:RDPはセメント系材料の凝結時間に影響を与え、凝結プロセスをより詳細に制御することを可能にします。特定の用途に必要な凝結時間を増減させるのに役立ちます。
耐水性の向上: RDP はセメント系材料の耐水性を強化し、水の浸透に対する耐性を高め、湿気の多い環境や湿度の高い環境での耐久性を高めます。
RDPパウダーの具体的な特性と性能は、ポリマー組成、粒子サイズ、その他の要因によって異なる場合があることにご注意ください。メーカーによっては、特定の用途に合わせて異なる特性を持つRDP製品を提供している場合があります。
全体的に、RDP パウダーは、セメントベース製品の柔軟性、接着性、加工性、耐水性、耐久性を向上させる、建設資材用の多機能添加剤です。
投稿日時: 2023年6月7日